大阪府大阪市北区梅田1-1-3
大阪駅前第3ビル6階
大阪弁護士会所属
皆さんは家計の収支を把握するために家計簿をつけていますか？
「今はお金が回っているから大丈夫」と思っていても、きちんと収支をつけてみると赤字になっていたということもあるかもしれません。個人再生や自己破産といった債務整理をしなければならないという状態になる前に、一度家計を見直してみませんか？
皆さんは、毎月の収入がいくらあり、そのうちのいくらが毎月必要なお金で、毎月どれぐらいの余裕があるか、毎月どのぐらいの金額を返済に充てているのか、ということを把握しているでしょうか。
お金が回っていても、家計上は赤字になっているかもしれません。特に、カードで支払いをしていたり、新たに借入れをして返済をしているといった場合には、気付かないうちに赤字になっている可能性があります。
また、家計が黒字になっていても、借入れの返済金額が少ない場合には、借入れの残高が全く減っていないという可能性もあります。
これをそのまま放置してしまうと、気付いたときには自己破産するしかないというようなことになってしまいます。家計簿をつけることを習慣づけて、自分のお金をしっかり管理していくようにしましょう。
「今はもう全然お金が回っていないので、家計簿をつけているような場合ではない」
という方もおられるかもしれません。しかし、家計の支出の中でも無駄な支出がある場合には、それを改善すれば家計の収支が黒字になり、少しずつ借入れを返済できていくかもしれません。また、自分自身でも無駄遣いをしているということが把握できれば、今後の生活を送っていくにあたり、全く考え方が違ってきます。
債務整理手続をとる場合には、今後カードを使うことが難しくなる、携帯電話を分割で購入することができなくなる、ローンを組むことができなくなるといったリスクもありますので、自己破産・個人再生・任意整理といった債務整理手続を取ろうと思う場合であっても、一度自身の家計を見直してみるということも重要になってきます。
このような疑問をお持ちのかたもいるかもしれません。
まずは、自分の収入を把握するために、給料の振込口座か給料明細を確認してください。また、通帳には引き落としになる支出も記載されますので、こまめに記帳するようにしてください。
そして、支出については、なるべくレシートをとっておくか、その場でメモするようにしてください。スマートフォンをお持ちの方であれば、家計簿のアプリもたくさんありますので、利用してみるのもいいかもしれません。
このようにして収支を把握すれば、ご自身で好きな形式で項目分けをして集計すれば完成となります。
