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　　　＞　　【解決事例】転勤で一人暮らしが始まり、借金が増えましたが、個人再生で減額できますか？

ご依頼者様　Ｋさん　３０代男性

借入額　３社　約３６０万円　毎月の返済額　約１５万円→約３万円

Ｋさんは、実家暮らしをしていた時にカードを作りましたが、一括で支払をすることができていました。

仕事の関係で転勤となり、一人暮らしが始まりましたが、Ｋさんが想定していた以上に生活費がかかってしまい、カードの支払額が増え、毎月の返済もどんどん増えていってしまいました。

一つ目のカードの支払いが苦しくなったＫさんは、２枚目・３枚目とカードを作りましたが、やはり生活は苦しいままで、なんとか借入れをしては返済に回すということが続いていました。

そんな中、新型コロナウイルスの影響で残業がなくなってしまい、Ｋさんの手取りも５万円ぐらい少なくなってしまいました。

そのため、返済ができなくなってしまったＫさんは、借金問題解決のため、当事務所にご来所されました。

対応と解決方法

Ｋさんからお話をお聞きしたところ、給料から毎月の生活費を使うと、多くの金額が残る状態ではありませんでしたが、ボーナスを含めて考えると、毎月残るお金が少なくてもなんとか生活をしていけるような状態でした。Ｋさんも少しでも返済をしていきたいという強い希望をお持ちでしたので、個人再生を選択することになりました。

Ｋさんからの受任後、すぐに受任通知を発送し、以後の返済をストップさせました。

返済がストップしている間に、Ｋさんには弁護士費用をお支払いいただきました。ボーナスもあったため、弁護士費用の一部はボーナス時にまとめてお支払いを受けました。

弁護士費用の支払いがある以外は、家計簿をつけながら無駄遣いのない生活を送っていただきました。

債権調査終了後、必要書類をご準備いただき、個人再生の申立てを行いました。

Ｋさんには、弁護士費用の支払いが終わってから、返済予定額の積立てを始めていただいておりましたので、開始決定後は順調に手続が進み、無事に認可決定を受けることができました。

再生計画では毎月約３万円の返済をすることになっていましたので、認可決定確定後、Ｋさんは、毎月約３万円を積み立てながら、３ヶ月に１回の支払いを続けておられます。

このように、Ｋさんは、個人再生を利用することにより、毎月の返済額を減らすことができ、給料の範囲内での生活を送ることができています。

※実際の事例を題材としておりますが、事件の特定ができないように内容を変更しております。

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この記事を書いた弁護士

弁護士　谷　憲和（大阪弁護士会所属）

弁護士登録以来１０年以上にわたって，債務整理・自己破産・個人再生を取り扱っています。

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